天瀬 裕康
ISBN978-4-89757-971-9
四六判・並製・190頁
歴史には表もあれば裏もある!
薩長の尊王攘夷派の勢いが増す中、
旧幕府軍側は秘かに共和国への策を練っていたが……。
戊辰戦争を語る、オムニバス長編詩。
目次
まえがき 3
序詩 激動の時代へ 11
京都と会津 17
美男子の登場 18/京都守護職反対 20/守護職拝受 22
守護職活躍 25
木像梟首事件 26/清河八郎と殺し屋たち 28/蛤御門の血戦 31
薩長同盟の怪 33
長州征伐と高杉晋作 34/フィクサー坂本龍馬 36/闇の中 38
戊辰戦争始まる 41
鳥羽伏見の戦い 42/元将軍脱出 44/徳川慶喜の内宇宙 46
江戸開城 49
戦うか恭順か 50/「しゃぐま」の影 52/炎の彰義隊 53/クールな大村 55
会津と江戸 57
彰義隊余話 58/追われながらも 60/団結は可能か 62
奥羽越列藩同盟 65
仙台藩の内外 66/列藩同盟は生まれたが 68/頼母敗走 70
風雲北に 73
大鳥圭介進軍 74/仲間割れを防げ 76/奥羽公議府樹立 79
水は動き雲も流れ 81
奪回困難な白河城 82/二本松少年隊 84/信濃川水系にて 87
越後の戦火 89
北越の戦雲 90/砲声とどろく 92/長岡城に危機近し 94
戦場は会津領へ 97
河井継之助の死 98/意識を変えよ 100/決戦迫る 102
白虎隊悲歌 105
若者の出陣 106/白虎隊苦しむ 108/飯盛山の自刃 110
鶴ヶ城落つ 113
鉄砲と和平 114/おんな武者 115/惨劇西郷頼母邸 117/降伏決定す 119
流亡の魁 121
戦後が動きだす 122/腐臭の城下町 124/残務整理 126/萱野権兵衛扇子腹 127
五稜郭の戦い 129
錦旗に逆らう 130/函館を占拠 132/蝦夷共和国誕生 134
うたかたの国 137
函館の虚実 138/異説・土方の死 140/外人兵去る 141/武揚死せず 143
不毛の大地 145
ぬか喜び 146/不安な国替え 147/贋札づくり 149/函館に独立国なく 151
牧畜されど反逆も 153
逆ユートピア 154/開牧社ことはじめ 155/新旧の胎動 158
雄飛と反抗 161
新天地ワカマツ 162 /神そして悪魔 164/山城屋和助 166
内乱に諸相ありて 169
維新後にも内乱 170/抜刀隊と陸軍 172/悵恨の譜 174
跋詩 戊辰一五〇年 177
あとがき 183
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